高級ブランドに熱気戻る ディオール、30万円ワンピ好調 (1/3ページ)

2010.7.27 05:00

クリスチャン ディオール(ブルームバーグ)

クリスチャン ディオール(ブルームバーグ)【拡大】

  • 海外高級ブランドの国内市場規模

 一昨年のリーマン・ショック以降、低迷が続いた海外高級ブランドに復活の兆しが見えてきた。一部のブランドは売り上げが前年比で2けた増になった。景気が緩やかに回復し、消費者に高級品回帰の動きが強まってきたためだ。ユニクロなど低価格のファストファッション旋風が巻き起こるなか、高価格でも一貫して付加価値を強調する取り組みが功を奏した。

 キャリア女性に意欲

 「株価下落と節約ムードで買い物を我慢していた富裕層が流行遅れのファッションに我慢できなくなった」

 高島屋MD本部特選衣料雑貨・宝飾品ディヴィジョンの星野裕司部長は高級ブランド回帰の動きをこう分析する。

 高級品ブランドに動きが出始めたのは昨年のクリスマス商戦ころから。同じブランドでも2年も買い控えすると流行からずれてくるせいか、30、40歳代のキャリア女性が店頭に戻ってきた。今夏のボーナスがわずかながら上がったことが、高級ブランドの購入意欲を一層沸き立たせているようだ。

 矢野経済研究所によると、10年の海外高級ブランドの国内市場規模(小売り金額ベース)は9028億円。前年比82億円増とわずかではあるがプラスに転じる見込みだ。前年比84.1%減という過去最高の落ち込みを記録した09年から、ようやく底入れ感が出てきた。

注目サイト