【採用担当者のホンネ】キヤノン 求められる学ぶ姿勢 (1/2ページ)

2010.7.14 05:00

 「キヤノンのどこに魅力を感じ、キヤノンで何をしたいのか。面接ではそこを一番重視している」

 渡辺幸啓人事本部採用センター所長(51)はその理由を「好きで入ってもらえるのがお互いにとっての幸せだから」と話す。

 2011年春の採用は技術系が大卒以上300人、高専以上30人。事務系は大卒以上30人、短大20人、高卒30人。合計すると410人だ。キヤノンでは毎年、1万人ほどがエントリーシートを送ってくるが、注目するのは、志望動機や学生時代に何をしたかを記す「マイベストアピール欄」。同シートで4000人ぐらいに絞って4月から面接する。技術系で2回、事務系で3回の面接では、学生1人に対して課長、部長クラス1~3人が1回20~40分程度、徹底的に人柄をみる。

 人事部門を総動員するだけでは足りず、経理や技術部門などからも手伝ってもらうほど人手はかかるが、学生一人一人の人物像を理解するのは不可欠で、学生からも「自分がどういう人物か理解しもてらえる」と好評だ。

 技術系の場合は、学生時代にどのような研究をし、キヤノンで何をしたいかを聞く。「技術系社員が面接すれば、学生の技術力の程度や熱意はすぐにわかる」という。

 ただ、「問題は事務系」と渡辺さん。面接では「ともすればサークル活動など学業以外の話になりがちだ」と嘆く。

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