【次代への一歩】トヨタ自動車(4)ファミリーカーで〝気持ちいい〟走り 若者の脱クルマに危機感 (1/2ページ)

2010.7.30 05:00

トヨタ自動車の量販スポーツ仕様車シリーズ「GSPORTS(通称ジーズ)」の第1弾「ヴォクシー」と「ノア」。ファミリーカーでありながら「走りの楽しさ」も追求したのが特徴だ=山梨県富士吉田市

トヨタ自動車の量販スポーツ仕様車シリーズ「GSPORTS(通称ジーズ)」の第1弾「ヴォクシー」と「ノア」。ファミリーカーでありながら「走りの楽しさ」も追求したのが特徴だ=山梨県富士吉田市【拡大】

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 「ファミリーカーでありながら、気持ちよく走っていける」。トヨタ自動車が今月、山梨県の河口湖周辺で開いた量販車のスポーツ仕様車シリーズ「G SPORTS(通称ジーズ)」の試乗会。シリーズ第1弾として、6月末に発売したミニバン「ヴォクシー」「ノア」の魅力について、開発に携わった同社C&A開発部カスタマイズ開発室の平田一好シニアエキスパートはこう訴えた。

こだわりの操舵性

 ジーズ版ヴォクシー、ノアに実際に乗ってみて感じるのは操舵(そうだ)感の良さだ。わずかにハンドルを切っただけで、車が敏感に反応する。カーブを曲がる際の車体の傾きも少なく、走行の安定性も良好だ。同社が「(車を)操る喜びを追求した」というのもうなずける。

 こうした特徴を実現するため、開発時にまず取り組んだのが「ボディー剛性」の向上だ。具体的には、床下に補強材を装着したり、鉄板と鉄板を溶接するポイントを増やしたりして、車体を硬くし、走行時に車体がぶれないようにした。

 そのうえで、サスペンションに車高を約30ミリ下げるバネを採用し、それを硬めに設定。これにより、車体の重心を低くして安定性を高めるとともに、きびきびとした走りも可能にした。

 平田氏は「ワンボックスカーで気持ちよく走れる車は少ないが、鈴鹿のテストサーキットでかなり走り込んでチューニングを重ね、俊敏なハンドリングと安定した乗り心地を実現した」と振り返る。

 受注は累計600台超と月間販売目標の400台を上回り、上々の滑り出しという。

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