消える「三洋ブランド」 パナソニックが完全子会社化 (1/2ページ)

2010.7.30 05:00

会見の冒頭で握手する三洋電機の佐野精一郎社長(左)とパナソニックの大坪文雄社長(中央)、パナソニック電工の長榮周作社長(右)=29日、大阪市中央区(塚本健一撮影)

会見の冒頭で握手する三洋電機の佐野精一郎社長(左)とパナソニックの大坪文雄社長(中央)、パナソニック電工の長榮周作社長(右)=29日、大阪市中央区(塚本健一撮影)【拡大】

 パナソニックは29日、グループ会社の三洋電機とパナソニック電工を2011年4月をめどに完全子会社化することで両社と合意したと発表した。TOB(株式公開買い付け)と株式交換で全株式の取得を目指し、ブランドも統一する。経営の一体化で意思決定を迅速化し、競合分野で台頭してきた韓国、中国、台湾勢に対抗するのが狙い。同時に経営の柱に据える環境・エネルギー事業を強化し、世界的な競争下での勝ち残りを図る。

 3社の社長は午後6時半から大阪市内で記者会見に臨み、パナソニックの大坪文雄社長は「韓国企業などとの競争には従来のスピード感では勝てない。完全子会社化で一丸となって事業展開ができる」と説明。三洋の佐野精一郎社長も「真に一体となり環境革新企業の実現を目指す」と説明した。

 パナソニックは現在、三洋とパナソニック電工の株式をそれぞれ50%超保有。完全子会社化により両社の株式は上場廃止となる。再編を機にブランドも一部を除いて「SANYO」は使わず、将来的に「Panasonic」に統一する方向で検討する。

 さらに2012年1月をめどに抜本的な事業再編を行い、「グローバル競争で勝ち抜ける体制を作る」(大坪社長)。3社の一体化で600億円の営業増益効果があるという。

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