2010.7.31 05:00
日本と中国の長い歴史の中で2010年は大きな節目となる。中国が「世界2位の経済大国」の座を日本から奪い、「日中逆転」が現実のものとなるのだ。爆発的な消費拡大で2けた成長を続ける中国と、急速な少子高齢化の進行で人口減少時代に突入した日本との勢いの差は歴然だ。米中の「G2」に挟まれた日本経済はこのまま没落の一途をたどるのか。再浮上のカギはいかに“チャイナパワー”を取り込めるか。そのヒントは「ユニクロ」や「ほっともっと」などファッションや食品産業などにありそうだ。
摩天楼で埋め尽くされた上海の中心部。オフィスビルに並んで、高さ100メートル以上の超高層マンションが立ち並ぶ。その数は5000棟ともそれ以上ともいわれ、東京をしのぐ。まさに巨龍・中国の勢いの象徴だ。
一方で、新築マンションが1年で2倍に値上がりするなど、不動産バブルによる景気過熱も危ぶまれた。その潮目が変わったのは6月だ。主要都市の不動産価格指数が前月比で1年4カ月ぶりに下落に転じたのだ。
日興コーディアル証券の白岩千幸エコノミストも、中国の国内総生産(GDP)実質成長率が「10~12月期には8.5%にまで落ち込む」と見込む。それでも、成長率8%を死守する「保八保衛戦」による政策効果もあって中国の経済成長は続くとみる。
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