テレビ牽引 パナソニック黒字 ソニーは8年ぶり

2010.7.30 05:00

3D撮影ができるソニーの新型デジタルカメラ。デジカメの好調な販売が収益に貢献している=7月8日

3D撮影ができるソニーの新型デジタルカメラ。デジカメの好調な販売が収益に貢献している=7月8日【拡大】

 ソニーとパナソニックが29日発表した2010年4~6月期連結決算は、薄型テレビやデジタルカメラの販売が好調で増収となったほか、営業利益、最終利益が黒字転換を果たした。薄型テレビについては、ソニーは液晶テレビの世界販売台数が前年同期比59%増の510万台、パナソニックが同55%増の455万台と5割以上の伸びを記録し、業績改善が鮮明となった。

 「テレビを中心に、エレクトロニクスの販売が5月時点の予測を大幅に上回った」。ソニーの加藤優最高財務責任者(CFO)は記者会見でこう述べた。液晶テレビの4~6月の売上高は前年同期比23%増の2920億円、営業利益も30億円(前年同期は80億円の赤字)と第1四半期としては8年ぶりの黒字となった。コンパクトデジタル事業も増益で、加藤CFOは「主力のエレクトロニクス分野が牽引(けんいん)役になり始めた」と述べた。

 一方、パナソニックはプラズマテレビが前年同期比43%増の201万台、液晶テレビが66%増の254万台と大きく伸長した。今年3月に北米、日本などで投入した3次元(3D)テレビについては台数は公表しなかったが、「予定より3倍の数字」(上野山実常務)と述べ、販売好調を強調した。

 両社の4~6月期連結決算はソニーが売上高が前年同期比3.8%増の1兆6610億円、営業利益が670億円(前年同期は257億円の赤字)、最終利益が257億円(同371億円の赤字)。パナソニックは売上高が同35%増の2兆1611億円、営業利益が838億円(同202億円の赤字)、最終利益が437億円(同530億円の赤字)だった。両社はともに11年3月期の連結業績を上方修正した。

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