電機大手4~6月期、7社が黒字転換 日立などデジタル家電牽引 (1/3ページ)

2010.7.31 05:00

 日立製作所など電機大手8社の2010年4~6月期連結決算が30日、出そろった。薄型テレビなどデジタル家電の販売好調を受け、NECを除く7社が最終黒字に転換。東芝が4~6月期としては過去最高の営業利益を計上するなど、金融危機の影響を受けた前年同期から大きく回復した。ただ、11年3月期の業績は、日立製作所など5社が当初予想を据え置き、景気への警戒感をにじませた。

 「急に在庫調整が終わり、消費が少し戻ってきたので、(業績の)上がり方が予想よりも早かった」。日立の三好崇司副社長は30日の記者会見で、営業損益、最終損益ともに黒字転換した要因をこう分析した。

 各社の業績回復を牽引(けんいん)したのは薄型テレビを筆頭とするデジタル家電だ。日立は薄型テレビの販売台数が前年同期に比べて24%増加。加えて、パソコン向けの光ディスクドライブが好調で、民生機器事業の営業損益は71億円の黒字と、前年同期の135億円の赤字から急回復した。

 ソニーはテレビの販売台数が6割増と大幅に伸長。テレビ事業は4~6月期としては8年ぶりに黒字となった。東芝も薄型テレビの販売台数が7割増加し、営業黒字計上に貢献した。

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