全日空、国際線ビジネス急上昇 4~6月期、営業黒字に転換  (1/2ページ)

2010.7.31 05:00

羽田空港のスポットに並ぶ全日空機

羽田空港のスポットに並ぶ全日空機【拡大】

 全日本空輸が30日発表した2010年4~6月期の連結決算は、国際線のビジネス需要が大きく回復したことなどが寄与し、本業のもうけを示す営業利益が29億円となり(前年同期は424億円の赤字)黒字転換を果たした。売上高は、前年同期比13.7%増となる3068億円だった。

 最終損益は52億円の赤字(同292億円の赤字)で、赤字幅は大幅に縮小した。

 国際線旅客事業は、成田-瀋陽線と成田-ホーチミン線を増便、成田-ハワイ線の機材を大型化するなど、需要を見込める路線の座席供給量を拡大した。また、訪日中国人向けのキャンペーンを展開したことにより、旅客数は前年同期から3割近く増えた。燃油特別負荷運賃(燃油サーチャージ)を含めた旅客単価は5万2412円(前年同期比15.9%増)まで上がった。

 これに対して、国内線旅客運送事業はビジネス、観光需要ともに回復傾向がみられ、旅客数は5.9%伸びた。しかし、ライバルの日本航空などとの値下げ競争が響き、旅客単価は1万5003円(同2.3%減)に低下し、増収は小幅にとどまった。

 また、貨物事業は、台湾や韓国ソウルで液晶や半導体関連部材の荷動きが活発化したことで、特にアジア路線が好調に推移した。

 4~6月期は、コスト削減実績が計画に5億円届かなかったものの、営業利益ベースでは200億円改善したという。

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