猛暑が続くなか、大手スーパーのイトーヨーカ堂が高機能の防寒肌着を全国の店舗で発売し、驚かせている。この暑さだけに売れ行きは今ひとつと思いきや、試験的に先行販売した店では好調に売れていたという。それにしてもなぜ、真夏に防寒肌着を販売し、それがまた売れるのか-。
ヨーカ堂が7月29日に発売したのは、機能性防寒肌着の新商品「ボディヒーター」。汗などを吸収して発熱する東レとの共同開発素材を使用し、部屋干しする際のにおいを防止する抗菌防臭機能も持つ。
ヨーカ堂は昨秋、防寒肌着「パワーウォーム」を投入して、この分野に本格参入。この商品は昨年、250万枚を売り、一部店舗で品切れを起こすほどの大ヒット商品になった。
今回売り出したボディーヒーターは、昨年のパワーウォームをリニューアルし、さらに機能性をアップさせたもの。生地をさらに薄くした一方、パワーウォームより発熱温度を約1度上げ、保温性をアップさせた。
紳士・婦人を合わせた品目数は30と豊富。価格は、紳士ブリーフが680円、その他が780~980円と、パワーウォームと同価格に据え置いた。
業界関係者は、猛暑のなかで発売に踏み切ったことに、「えっ、このタイミングですか」(ライバル会社の広報担当者)と驚く。