【クルマ人】日産自動車「エルグランド」 第3のプライベート空間演出 (1/2ページ)

2010.8.24 05:00

 □チーフ・プロダクト・スペシャリスト 平野剛志さん(44)

 「何もかもが、KINGだ」-。高級ミニバン市場を切り開いた日産自動車の「エルグランド」が8年ぶりにフルモデルチェンジした。テレビやインターネットのCMでは“ミニバンの王者”を打ち出した刺激的なキャッチフレーズが流れる。高級車のような快適な室内空間や走行性能に力を入れた。商品企画本部の平野剛志チーフ・プロダクト・スペシャリストに新型エルグランドの特徴を聞いた。

 --今回のフルモデルチェンジのポイントは

 「1997年に発売した初代エルグランドが持っていたパイオニア精神と独自のポジションを再構築するのが狙い。高級ミニバン市場は日産がエルグランドで切り開いたが、トヨタ自動車の『ヴェルファイア/アルファード』にシェアを奪われている。3代目となる新型は名実ともにキング・オブ・ミニバンにする必要があった」

 --室内空間に力を入れている

 「ミニバンというより、高級車を作ろうと開発した。日産のミニバン『セレナ』が機能性などを高めていく中で、それより100万円高いエルグランドの価値を分かってもらわなくてはいけない。乗る人が上質さを実感し、家庭でも会社でもない第3のプライベート空間と感じられるようにしたかった。2列目シートは体を包み込むような足乗せ台付きシートで、背もたれは世界初の中折れ機能を搭載した。人間工学に基づいており、背中をたくさんの点で支え圧力を分散させるので、長距離移動でずっと座っていても楽だ。11インチの大型モニターは電動で開閉し、Bose(ボーズ)製の5.1chサラウンドサウンドシステムは大人が満足のいく仕上がりだ」

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