富士フイルム、化粧品で初の海外展開 中国市場に「高機能」で勝負 (1/2ページ)

2010.9.7 05:00

 富士フイルムは6日、中国で化粧品事業に参入すると発表した。投入するのは、主力のスキンケア化粧品「アスタリフト」で、化粧品の海外展開は初めて。写真フィルム技術を応用したスキンケア性能を売りに、20代後半以降の女性を中心に化粧品需要を取り込みたい考えだ。ただ、成長著しい中国ではすでに資生堂やカネボウ化粧品といった国内大手が展開しているほか、米P&Gなど外資も立ちはだかり、後発の富士フイルムが厳しい戦いを強いられることは必至だ。

 全額出資子会社の富士フイルム中国を通じて、今月16日から中国最大のインターネット通販サイト「淘宝商城(タオバオ・モール)」で販売を開始する。美容液や化粧水、クリームなど8品目を取り扱い、近くコラーゲン飲料なども投入して品ぞろえを増やす予定。今冬には自社通販サイトも立ち上げ、販売を拡大させていく方針だ。

 また、香港では月内にも現地の販売代理店を通じて対面販売型の店舗を設ける。取り扱うのは乳液やクリームなど12品目。年末には2号店を出店する計画で、現地だけでなく、観光客の需要も喚起してアスタリフトブランドの浸透を図る。

 富士フイルムは、写真フィルムで培ったナノテクノロジー技術などを生かし、2006年に化粧品事業に参入。高い保湿機能などを前面に押し出し、抗加齢(アンチエイジング)意識の高まりを追い風に売り上げを伸ばしてきた。

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