【開発物語】東北新幹線「グランクラス」 国内最強のサービスを (3/8ページ)

2010.12.14 05:00

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社【拡大】

  • 「はやぶさ」の新シート「グランクラス」開発チーム=6日、神奈川県大和市(瀧誠四郎撮影)
  • JR東京駅に初めて入るE5系「はやぶさ」の量産先行車。カモノハシのくちばしのような「顔」が印象的だ=2009年12月9日、東京都千代田区

 最も力を入れたのがシートの開発。国内初の“新幹線版ファーストクラス”として上質さに加え「どんな体型の人が、長時間座っていても疲れない」ことが絶対条件だった。はやぶさのデビューはすでに11年3月と決まっていた。シートの開発は「10年単位」といわれているが、与えられた時間はわずか2年だった。

 レカロはベンツやポルシェといった自動車メーカーや、日本航空など航空会社にシートの納入実績がある。JR東が着目したのはレカロの人間工学に基づく最適なシートづくりだった。

 ただ、レカロにとって鉄道の客席づくりはこれが初めて。いざ着手してみると、「航空機や自動車のシートとは勝手が違った」(レカロのエンジニアリングダイレクター大島正敏さん)。

 ハードルは予想以上に高かった。新幹線のシートは上りと下りで回転させ、向きを変えなくてはいけない。鉄道ならではの条件だ。ダイヤが過密する東京駅では、新幹線は最短12分で折り返す。その場合、車内清掃の時間はたったの7分。清掃員が大急ぎでいすを回転させると、シート周辺に想定以上の負担がかかる。テストを繰り返し、徐々に強度を高めていった。

「マイバッハの後部座席のリクライングの動きを新幹線でも再現したい」

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