【開発物語】東北新幹線「グランクラス」 国内最強のサービスを (7/8ページ)

2010.12.14 05:00

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社【拡大】

  • 「はやぶさ」の新シート「グランクラス」開発チーム=6日、神奈川県大和市(瀧誠四郎撮影)
  • JR東京駅に初めて入るE5系「はやぶさ」の量産先行車。カモノハシのくちばしのような「顔」が印象的だ=2009年12月9日、東京都千代田区

 同じ路線で運行している新幹線「はやて」の場合、全814席のうち、グリーン車は51席用意されている。利用客は微減傾向にあるものの、約3割の列車でグリーン車が満席となるなど、高額シートの需要は根強いものがある。

 グランクラスは豪華で洗練された内装だけでなく、飛行機のファーストクラスのようなシートや専任アテンダントがサービスする「おもてなし」が特徴だ。業界関係者は「世界でも珍しい取り組み」と評価する。

 日本経済はデフレ傾向が依然続くが、消費者の一部からは“節約疲れ”もあって本物の上質を求める動きも出始めている。グランクラスがこうしたニーズを取り込めるか。来年3月に結果が出る。

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 「新幹線は日本の国を象徴する公共物。品格を感じられる空間をつくりたかった」。グランクラスの内装のデザインを手がけた日立製作所の熊谷健太さんの言葉がとても印象的だった。

 政府は「観光立国」の実現に向け、外国人観光客の誘致に取り組んでいる。多くは東京-富士山-京都を結ぶ「ゴールデンルート」に集中しているが、日本通の台湾人や韓国人の間では、遅れて満開の時期を迎える青森の桜も人気だ。

アジアの富裕層が利用することも十分考えられる

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