【開発物語】「ミラ イース」ダイハツが誇りをかけて生み出した“究極”の自信作 (3/7ページ)

2011.9.26 05:00

プロジェクトチームの主なメンバー。1年7カ月の短期間開発を達成した=大阪府池田市のダイハツ工業デザインセンター

プロジェクトチームの主なメンバー。1年7カ月の短期間開発を達成した=大阪府池田市のダイハツ工業デザインセンター【拡大】

  • 「ミライース」を発表する伊奈功一社長=20日、東京都港区のホテルグランパシフィックLEDAIBA
  • 世界初となる2トーン一体成形のインパネ
  • エコをイメージした「ミライース」のエンブレム
  • シャーシー担当の平岡雄治課長は、構造の見直しで低コストでの軽量化に取り組んだ

 プロジェクトチームはこの体制を抜本的に変えた。福塚氏、開発責任者の上田氏が人事権まで持つ形で、各部署の課長や主査クラス約30人を異動させ、「完全にイース開発に集中」(上田氏)させた。

 この結果、デザイン段階で生産技術から問題点が指摘されたり、実験評価から注意すべきポイントが事前に知らされたりするなど、デザインや設計図段階での完成度が一気に上がった。「部門に持ち帰っての再検討もなくなり」(同)、開発スピードの大幅な向上につながった。同時に、設計段階でデザインや品質にもこだわったことで、総合的によい車に仕上がったという。

 注目を集める低燃費化技術は「特定のある要素で、画期的に燃費性能が上がるというような技術は織り込まれていない」(同)。だが、エンジン、変速機、ボディー構造などを全面的に刷新し、それぞれを積み上げ、「イース技術」として体系化し、既存技術に比べてトータル40%の低燃費化を実現した。例えばエンジンでは、燃焼室内の状況をイオンで検知し、燃料量の最適化を図る制御技術を日本メーカーで初めて採用した。

 信号待ちなどで、停車しようとする際に、時速7キロ以下になるとエンジンが止まる「停車前アイドリングストップ」も初採用。実は、止めるだけなら比較的簡単だが、止まろうとして一転して走り始めるときは、走りながらギアをかみ合わせる必要があるため、製品化が難しいとされていたが、同期化技術を磨き上げることでクリアした。

既存の技術をブラッシュアップした工夫をふんだんに盛り込む

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