【クルマ人】いいとこ取りクラッチで理想の走り マツダ「アクセラ」開発の猿渡氏   (1/2ページ)

2011.10.9 07:00

 マツダは新開発の6速自動変速機「スカイアクティブドライブ」を搭載した主力中型車「アクセラ」を9月27日に発売した。6月に発売した小型車「デミオ」に続き、新開発の低燃費ガソリンエンジン「スカイアクティブエンジン」も採用。燃費重視のデミオに対し、「アクセラは走りの楽しさも追求した」という車両開発担当の猿渡健一郎プログラム開発推進本部主査に開発の狙いを聞いた。

 --新型アクセラ開発のコンセプトは

 「200万円を超えるような車は、やはり家族や友人、恋人といろいろなところに行ったりして、人生を豊かにしてくれる車だと思う。自分の人生のリズムを変えてくれる車をコンセプトに開発に着手した」

 --初搭載した新型変速機の特徴は

 「ATやCVT(無段変速機)、DCT(2系統のデュアルクラッチトランスミッション)のそれぞれの長所をいいとこ取りして、一つの構造体にした。一般的にATにはオイルを媒介にしてエンジンの動力を伝達する『トルクコンバーター(トルコン)』が使われている。このトルコンを発進時から時速10キロメートル未満の時にしか使わず、それ以上のスピードになると、多板クラッチを完全に連結させる『ロックアップ』走行になるようにした。ロックアップ走行の割合は、従来の49%から82%に高まった。とにかく早くロックアップ状態にすることで、動力を効率的に伝達できるようにした。さらに走りの面でも、ATでありながらマニュアルのようなダイレクト感を出せるようになった」

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