【クルマ人】可変バルブで12%燃費改善 新型エンジン開発の三菱自・村田氏 (1/2ページ)

2011.11.6 07:00

 三菱自動車は、主力のSUV(スポーツ用多目的車)「RVR」やスポーツセダン「ギャラン フォルティス」などの3車種を一部改良し、新開発の1800ccエンジン「MIVEC4J10型」を搭載した。三菱としては初の本格的な初のアイドリングストップ機能を採用したほか、吸気量を制御する新機構で燃費性能を大幅に向上させた。エンジンを開発したパワートレイン設計部に村田真一エキスパートに新型エンジンの特長などを聞いた。

 --燃費性能を向上させているが

 「車が止っているときにエンジンを動かさない『オートストップ&ゴー(AS&G=アイドリングストップ機能)』と、走行時のエンジンの効率を高めたことで、従来のエンジンに比べ、12%の燃費性能の改善を実現した。AS&Gも強化型バッテリーと改良型スターターを搭載して、スムーズに発進できるようにした」

 --走行時の燃費改善は

 「今回着目したのは、ポンプ損失と呼ばれるエンジン内のピストンを引き下げて吸気する際の摩擦だ。これを低くして、効率を高めた。自動車が低速で走行している際のガソリンの持つエネルギーを100とした場合、ポンプ損失は15%ほどにもなる」

 --具体的にはどううやってロスを小さくしたのか

 「連続可変バルブタイミング(VVT)という機構を改良した。吸気バルブを制御する技術は、高回転用と低回転用の2種類のカムを使って、バルブが開いている時間を調整する方式と、バルブの開閉タイミングを連続的に変えるVVTの2つがある。新型エンジンはVVTのバルブ開閉のタイミングに合わせて、吸気バルブのリフト量と開け閉めのタイミングの両方を、機械的に連続して変えられるようにした」

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