最近の15万部を超えるベストセラーの本のひとつに伊藤喜之さんの「バカでも年収1000万」(ダイヤモンド社刊)がある。
この伊藤さん、どのくらいバカかというと「月極駐車場」を「げっきょくちゅうちゃじょう」と読み、「月極さんは、日本中に駐車場を持っていてすごい人だなあ」と、本気で思っていたらしい。
アスリートとして、軟式テニスに燃え、プロのテニスプレーヤーになるつもりだった。そして、就職活動もしていなかった。ところがある日、友人に言われる。
「軟式テニスにプロはないよ」
驚いた。
「でも、社会人でテニスしている人いるじゃないですか」「あれは実業団だから、ちゃんと企業に入らないとダメだよ」
時すでに遅し。企業の募集はすべて終わっていた。そこで知り合いのデザイン会社に営業として入った。
1カ月働いてもらった給料が1万円。
「これ、どういうことですか」と言った彼に返ってきた社長の言葉は「君はそのくらいの価値しかない」というもの。
普通なら、ここで「労働基準法」とか「最低賃金」を言う人が多いはずだ。ところが伊藤さんは違った。
「どうしたら給料が上がるだろうか」と考えた。そして、ふとテレビを見ると、「あなたが今、食べているもので1カ月後のからだができる」というコメントがあった。
(次ページ)「今までやってないことにチャレンジ!」で…