■日本コカ・コーラ
「コーヒーにちょっと抹茶」という、これまでにない新しいテイストの缶コーヒーが登場した。11月14日から全国発売された日本コカ・コーラの「ジョージアクロス 和-STYLE」。缶コーヒーにこれまでなかった異なる価値を掛け合わせることで新しい形を提案する「ジョージアクロス」シリーズの第1弾で、京都の宇治抹茶を隠し味に使用する。「ちょっと違うがかなりイイ」缶コーヒーとなり、20代の男性を中心に新たなユーザーを開拓している。
日本文化に敏感な世代
「和-STYLE」の製品開発には、これまでにない製品だけに、缶コーヒーの開発としては異例の長期間となる約2年間が費やされた。30~40代の男性が中心である缶コーヒーユーザーを維持しながら、「いかに若い層を取り込むか」という難しい命題に答えを出すためだった。
日本コカ・コーラが缶コーヒー市場に参入したのは1975年。高度成長期とともに市場規模は右肩上がりで伸び、主に男性サラリーマン層に浸透。1日で3~4本は飲む「デイリーユーザー」、週何回か飲む「ウイークリーユーザー」といったファン層が30~40代中心に広がった。
コーヒー(缶・ボトル缶・PETボトル)のフレーバー種類別のシェアは、砂糖とミルクを足した「スタンダード」が約35%、「微糖」約25%、「ブラック」約20%、よりミルクの多い「カフェオレ」が約20%。消費者の80%が男性で、30代以下は甘めのテイストを、40代以上はカロリーを気にして微糖やブラックを好む傾向があるという。