子供専門の旅行会社、引率舎(東京都葛飾区)は、保護者に代わり子供を引率して遊園地などに連れて行く「ネバーランドツアー」というサービスの提供を開始した。
同社がこれまで対象としてきたのはPTAや少年野球、サッカーチーム、幼稚園などの団体。冒険や体験、発見に主眼を置いた子供の旅行やスポーツ合宿などを企画している。
その過程では保護者の間から「子供にプロ野球の試合を見せたいけど、仕事の都合によって一緒に行くことが難しい」「子供の開校記念日を利用してディズニーランドに遊びに行きたいが、なかなか都合がつかない」といった声が寄せられるという。
このため、団体バス旅行の引率業務で培ってきたノウハウを生かし、個人グループ向けの新たなサービスを開始した。
対象は小学生で、基本的に東京23区内の発着。施設の予約なども保護者に代わって行う。引率当日は集合場所から解散場所に至るまで、引率スタッフが同行する。引率料金は1人当たり2980円(8人以上の場合)。これに子供らの入園料や食事代などが加わる。
引率舎の岸幸成代表取締役はボランティア、スポーツクラブで子供の引率業務に携わり高度なノウハウを身につけた上で、2010年に会社を設立した。
岸代表取締役は「例えば修学旅行を取り上げてみた場合、安全管理という観点を踏まえると先生だけでの引率では無理。将来的には外部のスタッフが必ずついていくようになるはず。旅行業界の中では、引率という概念はあまり浸透していないが、これから間違いなく伸びていく分野」と話している。