東芝、高効率の燃料電池 家庭向け来春発売 パナソニック猛追 (1/2ページ)

2011.12.21 05:00

東芝が開発した新型の家庭用燃料電池

東芝が開発した新型の家庭用燃料電池【拡大】

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 家庭用燃料電池で国内2位の東芝が、同首位のパナソニックを猛追する。東芝は20日、世界最高水準の熱効率94%を実現した新製品を開発し、来年3月から大阪ガスなど都市ガス40社を通じて販売すると発表した。東日本大震災後、家庭内での発電システムに対するニーズが急速に高まる中、パナソニック製を4ポイント上回る“超高効率”性能をてこに売り込みを強化する。東芝は来年度の販売を今年度比3倍の1万5000台に引き上げ、2015年度には5万台まで拡大する。これにより、僅差で首位のパナソニックを抜き去りたい考えだ。

 東芝の新製品は都市ガスなどから取り出した水素を酸素と反応させて発電する際の効率を現行より3.5ポイント増の38.5%に、発電時に発生する熱の回収効率は10.5ポイント増の55.5%に高めた。部品削減などで価格は260万円強と従来より2割下げることに成功。停電でも発電が継続できるシステムも販売する。

 東芝は11年度に燃料電池で5000台の販売を見込むが、6000台を計画するパナソニックの後塵(こうじん)を拝している。このため、東芝の前川治執行役常務はこの日の会見で「新製品で販売の上積みを狙いたい」と、巻き返しを誓った。

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