【インタビュー】「平成27年に燃料電池50万円に」 JX日鉱日石エネルギー、木村康社長 

2012.1.12 21:35

JX日鉱日石エネルギーの木村康社長

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 --石油需要の減少が続くが、今年の見通しは

 「震災で石油の利便性の良さは理解されたが、構造的な状況は変わっていない。ガソリンの需要減少が思ったよりも速く進んでいる。少子高齢化や車離れの流れの中で、特にハイブリッド車(HV)と軽自動車という省燃費車へのシフトが速いと感じる。安定供給のためには安定需要が必要で、行政にはそうした施策を打ち出してほしい」

 --需要に合わせ、精製能力の削減が課題になる

 「すでに日量40万バレルを削減したが、平成26年3月までにさらに20万バレルの削減を計画している。(重質油分解装置の比率拡大を義務づけた)『エネルギー供給構造高度化法』の期限も同時期だ。24年度中のどこかで、製油所の閉鎖か、(原油をガソリン、灯油などに分離する)トッパーの稼働停止を決め、公表する」

 --被災した仙台製油所の復旧状況は

 「予定通り、3月には全面稼働できる。装置にもよるが、年明けの早いタイミング、1月中には試運転に入る予定だ」

 --家庭用燃料電池の普及に向け、値段が課題だ

 「高効率のSOFC(固体酸化物型燃料電池)を1月から本格販売する。価格は27年に50万円を目指す。現在は270万円で、補助金が100万円だが、50万円になれば補助金なしでいける。部品点数が少ないSOFCにしたことで可能性は高くなったし、SOFCはそのために開発した」

(高橋俊一)

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