自動車大手8社、国内生産2年ぶり前年割れ 震災・タイ洪水が直撃

2012.1.27 19:38

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 自動車大手8社が27日発表した平成23年の国内生産では、全社が前年実績を下回った。合計は前年比13・4%減の797万8541台で、2年ぶりの減少となる。東日本大震災とタイ洪水による減産が響いた。この双方で大きな影響を受けたホンダは、国内販売で5位に転落した。

 歴史的な円高水準が続く中、各社の国内生産は厳しい状況が続き、海外シフトが加速する懸念も強まっている。

 震災による減産規模は、トヨタ自動車が国内外で98万台、ホンダが42万台と大きい。部品供給が正常化し、生産ペースが戻った昨年10月に、今度はタイの洪水によって、再び大規模減産を余儀なくされるなど、「自然災害に振り回された」(大手幹部)。

 特に震災からの生産正常化が他社よりも遅れた上、タイの洪水で主力工場が浸水し、現在でも稼働停止となっているホンダは、国内生産が前年から28%減、海外生産も17%減と大打撃を受けた。

 前年はトヨタに続いて国内販売は2位だったが、日産自動車、スズキ、ダイハツ工業に抜かれ、5位に転落した。

 対照的なのが、日産の好調だ。震災直後も、優先的に中国に部品を回すなどの措置で、影響を最小限にとどめ、海外生産は同2割増、国内と海外合わせた世界生産では、唯一2けた増となり、2年連続で過去最高を更新した。

自動車大手の平成23年の生産・輸出・販売台数実績

社名国内生産海外生産輸出国内販売
トヨタ276万0028
(▲15.9)
416万8785
(▲4.0)
156万8941
(▲10.1)
120万0976
(▲23.3)
日産111万2995
(▲1.8)
351万9380
(20.5)
71万6390
(6.8)
59万1312
(▲8.4)
ホンダ71万0621
(▲28.4)
219万8395
(▲17.1)
23万5087
(▲23.0)
50万3490
(▲22.2)
スズキ94万9799
(▲11.9)
177万6100
(▲2.1)
24万9014
(▲10.9)
55万3303
(▲11.5)
マツダ81万3302
(▲10.9)
35万2289
(▲10.7)
65万0577
(▲10.9)
18万9990
(▲15.1)
三菱自60万3594
(▲8.6)
53万6738
(4.7)
43万8033
(▲2.4)
14万7606
(▲16.2)
ダイハツ60万9657
(▲8.3)
38万4499
(8.1)
2万1710
(▲45.8)
54万8301
(▲9.9)
富士重41万8545
(▲14.9)
16万1716
(2.3)
29万8659
(▲9.1)
15万8698
(▲10.2)
797万8541
(▲13.4)
1309万7902
(▲0.4)
417万8411
(▲8.1)
389万3676
(▲16.6)

(注)単位:台。カッコ内は前年比増減率%、▲はマイナス

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