【女子スマホ開発物語】(4)夢の中でも「女子ライフ」を考え続けたパナ技術陣 (1/3ページ)

2012.2.19 12:00

 パナソニックモバイルコミュニケーションズ(横浜市)に発足した男ばかりのスマートフォン(高機能携帯電話)プロジェクトチームは、ライバル社が手がけていない女性をターゲットにした「女子スマホ」の商品化に乗り出しました。従来の携帯電話で女性向けにヒット商品を連発した男たちは女性の心をつかむアプリケーションの開発に挑戦します。しかし、スマホってそもそも自分好みのアプリを導入できるのが魅力なのでは? 彼らの狙いは一体…。(石川有紀)

 女性になったつもりで考えた

 パナソニックモバイルがターゲットとする女性の多くは、「ガラケー」(ガラパゴス・ケータイの略)と呼ばれる従来の携帯電話を使用している。彼女たちをスマホに買い替えさせるためには「絶対、使ってみたい!」と思わせる強い動機づけが必要だ。

 ガラケーよりも便利でオシャレで、カッコいい-どうすれば、そういう認知を広めることができるのか。

 チームメンバーで、スマホに「デコ」を持ち込むべきと主張した営業出身の開発者、池田大祐(36)はこのとき朝から晩まで20~30代女性の1日のライフスタイルを考え続けていた。

 「この年代の女子は何を考えながら行動しているのだろう?」

 ▽午前6時起床--会社に何を着ていこうか。天気が気になる▽午前8時--満員電車でつり革につかまりながら彼や友人にメールし、ついでにニュースをチェック▽正午--ランチは何を食べよう▽午後7時--女子会で使えるオシャレなお店を探さないと。

 自分が20~30代女性になったつもりで、そんなことを考えているうちに、ふとあることを思いついた。