■危機管理広報で日本一目指す
企業を顧客に広報業務や危機管理コンサルティングを請け負うエイレックス(東京都港区)は昨年9月、創立10周年を迎えた。当初は4人ほどのスタッフでスタート。その後、拡大を続け、陣容は10年で4倍以上の17人になった。特に昨年の業績は、創業以来最高といえる伸びをマークしたという。
昨年は、東日本大震災の影響で経営が危うくなった企業がメディアで数多く紹介され、首都圏などでの帰宅難民の漂流で災害時の企業による従業員保護のあり方が問われもした。江良俊郎代表取締役は「震災があったからといって、いきなり仕事が増えたことはないが、私たちの業務に対するニーズが高まったことは間違いない」という。
ビジネスの2本柱は、年間を通して広報・危機対応コンサルティングのレギュラー契約を結んで得るリテイナーフィー(定額顧問料)と、危機対応業務などをパッケージで請け負うプロジェクト契約収入。昨年は約20社の顧客を新規に受注、収益は前年比40%増を記録した。
08年にも前年比で昨年と同じ伸びを記録したことがあったが、これは大規模なプロジェクト契約があったためで、江良代表は「昨年はクライアント企業が増えた成果であり、質が違う」と評価している。