ローソンは5日、日本のコンビニエンスストア大手では初めてミャンマーに進出する方針を明らかにした。現地の有力小売業と組み、事業展開を図る構え。年内にヤンゴンに1号店を開き、3年間で100店規模への拡大を目指す。
6000万人以上の人口を抱えるミャンマーは、民主化の進展とともに大消費地への成長が期待されている。ローソンは筆頭株主の三菱商事とともに進出計画を練っており、近く担当幹部が現地入りし、候補に上がっている現地の数社と交渉に臨む。
ミャンマー政府は外資の誘致に前向きな一方、国内の小規模事業者に配慮する姿勢も明確にしている。そのためローソンは現地企業にライセンスを供与し、フランチャイズ形式で店舗を展開する可能性が高い。
ローソンはセブン-イレブンやファミリーマートより海外展開が遅れており、インドなど他の大手コンビニが未開拓の市場への出店を急いでいる。