任天堂、最終赤字432億円 初の営業赤字に転落も

2012.4.26 16:14

決算発表する任天堂の岩田聡社長=26日午後、大阪市中央区の大阪証券取引所(頼光和弘撮影)

決算発表する任天堂の岩田聡社長=26日午後、大阪市中央区の大阪証券取引所(頼光和弘撮影)【拡大】

 任天堂が26日発表した2012年3月期決算は、最終損益が432億円の赤字となった。営業損益も373億円の赤字となり、連結決算開始後で初めて営業赤字に転落した。売上高も下げての減収減益となった。

 売上高は36.2%減の6476億円、最終損益は前年の黒字776億円から432億円へと1年で1208億円もの減少幅となった。

 主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」を中心に、欧米景気の減速で、販売台数が見通しを下回ったうえ、円高によって海外収益が落ち込んだ。

 3DSの販売台数は1353万台にとどまり、下方修正した目標の1400万台にも届かなかった。昨年8月の値下げ以降、好調で500万台突破は過去最速だったものの、出足が遅かった。ソフト販売も3600万本にとどまった。

 DSはハード510万台、ソフト6082万本を販売した。Wiiはハード984万台、ソフト1億237万台。

 今期(2013年3月期)はWiiの後継機「Wii U」を年末に日米欧で発売し、巻き返しの起爆剤とする。売上高が6.6%増の8200億円、営業損益は350億円、最終損益は200億円を確保して黒字回復をめざす。だが上期は引き続き営業赤字250億円、最終赤字200億円と見ており、回復は下期からとなる。