ビックカメラ、コジマ買収で巨人ヤマダ追撃 不採算の50店舗閉鎖へ (1/2ページ)

2012.5.12 05:00

会見するビックカメラの宮嶋宏幸社長(右)とコジマの寺崎悦男社長=11日夕、東京都中央区の東京証券取引所

会見するビックカメラの宮嶋宏幸社長(右)とコジマの寺崎悦男社長=11日夕、東京都中央区の東京証券取引所【拡大】

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 家電量販店5位のビックカメラは11日、同6位のコジマを買収すると発表した。両社合計の連結売上高は1兆円を超え、首位のヤマダ電機に次ぐ2位に浮上する。家電量販店は昨年7月の地上デジタル放送への移行に伴う買い替え需要の減少や、昨年3月の家電エコポイント制度の終了で主力商品の薄型テレビの販売不振が続いており、両社は統合で生き残りをかける。

 コジマが6月26日に実施する第三者割当増資をビックカメラが引き受け、コジマの発行済み株式の50.06%を取得する。出資総額は約141億円。コジマは上場を維持し、店舗名や社名は存続する。

 11日、都内で会見したビックカメラの宮嶋宏幸社長は「スケールメリットにより利益率は2%程度向上する」と提携効果を強調。2015年度までに両社の経常利益の合計を現在の約2倍の500億円に増やす方針だ。

 不採算の50店舗閉鎖

 ビックカメラは東京や大阪などに都市型店舗約40店を展開。今夏に東京・新宿、来夏に東京・赤坂に大型店を出店するなど都心回帰を強める。一方のコジマは約200の郊外型店を中心に全国展開しており、補完関係にある。ただ、コジマの郊外型店は不振が続き、3年間で40~50店の不採算店舗を閉鎖するが、寺崎悦男社長は「社員のリストラは考えていない」とした。