KDDI夏モデル8機種 目標はスマホ7割、定額サービスも

2012.5.16 05:00

 KDDI(au)は15日、夏商戦に向けた携帯電話の新機種を発表した。全8機種のうちスマートフォン(高機能携帯電話)が5機種を占め、いずれも米グーグルの基本ソフト(OS)の最新版「アンドロイド4.0」を搭載。月額数百円で映画や音楽が自由に視聴できる定額サービスも始め、2012年度のスマホ販売台数を全体の7割に高める目標の達成を目指す。

 スマホは5月下旬以降、順次発売する。このうち京セラ製の「アルバーノ プログレッソ」は、スピーカーだけでなく端末自体が振動することで、周囲が騒がしい中でも音を伝えやすくした。富士通製の「アローズ ジー ISW13F」は、処理速度の高いクアッドコアCPU(中央演算処理装置)を内蔵。3機種が高速通信サービス「WiMAX(ワイマックス)」に対応している。

 同時にスマホ向けのサービスを強化し、月額590円で新作を含めた映画やドラマなどが見放題の動画配信サービス「ビデオパス」を15日に開始。さまざまな音楽が同315円で聴き放題の「うたパス」も6月中旬に始める。田中孝司社長は会見で「新しい視聴スタイルを実現する」とアピールした。

 さらに、KDDIが提供するコンテンツをテレビに接続して大画面で楽しめる「スマートTVボックス」を今夏に試験提供すると発表。詳細は非公表だが、ビデオパスなどが対応するサービスとみられる。

 KDDIはスマホの販売で出遅れたが、11年10月に米アップルの「iPhone(アイフォーン)4S」を投入し、11年度は同社の携帯電話全体の約4割をスマホが占めた。今年度は7割に当たる800万台の販売を計画している。(中村智隆)

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