無添加住宅 シックハウス症候群に対応 症状改善まで再工事保証

2012.6.20 05:00

シックハウスに配慮し「しっくい」を使用した無添加住宅の内装例(無添加住宅提供)

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 化学物質を使わない住宅の普及を目指す無添加住宅(兵庫県西宮市)は、住宅の建物全体を対象とした「シックハウス」保証サービスを開始した。住宅完成引き渡し後3年以内に、建材に含まれる有害化学物質の影響で頭痛などを引き起こすシックハウス症候群を発症した場合に、症状が改善するまで再工事を保証する。全国で約130の同社代理店が保証業務を行う。

 住宅の高気密化や化学物質を含む建材の増加などを受けて、シックハウス症候群が社会問題化し、2003年には有害化学物質のうち2物質が規制された。ただ、建材のホルムアルデヒド発散量を表す安全基準「フォースター」が重視される一方で、他の有害化学物質を含む接着剤や建材が使用されている。

 同社の住宅は、住人の健康に配慮し、建具やフローリング(木製の床)の接着剤として、古くから使われてきた「米のり」や「にかわ」を使用。断熱材には、空気の浄化や調湿効果に優れる「炭化コルク」を採用するほか、内装のビニールクロスの替わりに、同社オリジナルの「しっくい」や「天然石」を採り入れている。

 材料などはすべて自社で調達し、材料の生育状況や加工段階の安全性を把握していることも強みだ。こうした点が評価され、同社の住宅は今年4月時点で累計1300棟を超えた。今回のサービス開始を機に、さらに普及を図りたい考えだ。