「缶詰バー」大都市で出店攻勢 新たに15店舗、熊肉など300類以上 (2/2ページ)

2012.6.25 05:00

缶詰バー本店の店内。缶詰がずらりと並ぶ棚はインテリアにもなっている=大阪市西区

缶詰バー本店の店内。缶詰がずらりと並ぶ棚はインテリアにもなっている=大阪市西区【拡大】

 提供する缶詰の種類は、300種以上に及ぶ。中身は北海道産の熊の肉からフランスのサラダまでと多彩で、オリジナル缶詰の開発にも注力する。

 店内は、缶詰がズラリと並ぶ木製棚を生かしたモダンな造り。来店者は、棚で好みの缶詰を選び、缶の中に詰まった料理や食材を楽しむ。このスタイルが幅広い年齢層の支持を集め、出店攻勢の原動力となっている。

 缶詰バーは、2002年に大阪で生まれた。直営店での運営実績を土台に、10年から運営ノウハウをフランチャイズチェーン(FC)店に提供する方式で全国展開をスタート。現在の店舗数は17で、うち14店舗がFC加盟店だ。

 FC加盟店の開業希望者も増加している。缶詰を主力とする店舗のため、厨房(ちゅうぼう)設備費などに多額の費用がかからず、300万円の開店資金で済む。通常飲食店の開業費の3分の1以下だ。さらに、難しい調理経験が不要なども魅力という。


人気根強い定番、新顔も次々…「缶詰」は日々進化する