【株主総会ライブ】ソニー(1)「臆していては再生はない」 平井社長が株主に決意 (4/4ページ)

2012.6.27 11:24

 「次の重点課題は新興国での販売拡大。2兆6000億円の売り上げを目指す。全世界でのマーケティング活動で、確固たる市場ポジションを得ている。売上高に占める新興国の割合が約10%になる。各国の市場ニーズに合致したマーケティングを確実に行っている。他社との差異化を図っていく」

 「続いてイノベーションを加速し、商品の本質的価値を追求する。メディカル事業ではプリンター、モニターなど医療周辺機器事業にすでに参入している。24年度に500億円の売上高を達成を目指す。内視鏡や半導体レーザー、ライフサイエンス分野にも参入していく。メディカル事業をソニーの柱にする。将来的には1000億円の売上高を目指す」

 「次世代の映像技術の4Kによる圧倒的な映像で感動を提供する。フルハイビジョンの4倍の4Kの開発に注力し、民生用機器に広げる。ソニーの大きな強みである映画館向けや、編集機器やホームプロジェクターなど幅広い製品を提供している。4Kのほか、クリスタルLEDなど多くの技術を紹介している。さらに事業ポートフォリオを見直し、高収益体質の回復させる。選択と集中を加速させる」

 「事業性を判断し、コア事業の強化、経営の健全化を図っていく。着実に実施することで、エレクトロニクス分野で売上高6兆円、営業利益率5%、グループ全体で8兆5000億円、営業利益率5%を目指す。痛みを伴う局面にも直面する。臆していては、ソニーの再生はない。イノベーションを起こす。顧客の好奇心を刺激する会社あり続け、ライフスタイルを変えるような、常識を変えるような顧客体験をもたらす商品を提供することがゴール。株主の皆さまに評価いただくには、着実に実績を積み上げるしかない。迅速な意思決定で、社員一丸となってやり抜く覚悟だ」

(次ページ)(2)「ストリンガー、中鉢両氏は賞味期限切れの戦略進めた」 に続く

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