日産自動車は5日、セダン「ブルーバード・シルフィ」を「シルフィ」に改め、7年ぶりに全面改良して発売した。「上質とくつろぎ」をコンセプトに、車体幅を前モデルより65ミリ広げるなど車内の快適性を高め、「退職世代の夫婦」を主なユーザー層として狙う。一方で、昭和34年の「ダットサン・ブルーバード」発売から半世紀にわたり、日産を代表してきた伝統の車名「ブルーバード」が役目を終えた。
先代モデルの搭載エンジンは排気量1500ccと2000ccの2種類だったが、新型シルフィでは1800ccに統一した。
車体幅を1760ミリに広げたことで、ナンバープレートの区分は普通乗用車の「3ナンバー」に変わる。一方、最小回転半径は先代モデルより0.1メートル短い5.2メートルに抑え、取り回しを良くした。
価格は193万7250~238万9800円。月間販売目標は600台。