【ワシントン=柿内公輔】複数の米メディアは11日までに、米電子機器大手アップルが腕時計型の画期的な機器を試作していると報じた。機能など詳細は不明だが、アップルは新たな成長分野となる製品を模索中で注目を集めそうだ。
関係筋の話として報じたニューヨーク・タイムズ紙によると、アップルが試作中の電子機器は曲面ガラスを採用し、腕時計のようなデザインで、同社のスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」と同じ基本ソフト(OS)で動く。まだ名前はついておらず、実用化の時期も不明という。ウォールストリート・ジャーナル紙は、アップルが製造委託先である台湾の電子機器受託製造(EMS)世界最大手、鴻海精密工業と協議していると伝えた。
アップルが画期的な着用型の電子機器を開発している可能性があるが、同社はコメントを控えている。