サーモンに食われ…マグロの価格低迷 「採算割れでも売らざるを得ない」理由 (2/3ページ)

2013.3.3 09:33

東京・築地市場で初競りで並べられた冷凍マグロを横目に競りの時刻を気にする?ちびっ子。マグロは子供たちの大好物だったはずだが…1月5日、東京都中央区(財満朝則撮影)

東京・築地市場で初競りで並べられた冷凍マグロを横目に競りの時刻を気にする?ちびっ子。マグロは子供たちの大好物だったはずだが…1月5日、東京都中央区(財満朝則撮影)【拡大】

 商社などは、すでに別ルートから仕入れを完了。そこに思わぬインド洋産が入ってきて供給過剰に。「冷凍庫で保管する費用を思えば、採算割れでも売らざるを得ない」(同)という。

 回転すしで大人気

 もう一つの背景には「サーモン」の台頭がある。

 食品メーカーのミツカンが昨年12月、小学生の子供を持つ30~40代の主婦に「好きなすしネタ」を聞いたところ、サーモンがトップに。家族の好みも聞くと子供では2位、夫も4位に入るなど、すしネタの定番マグロを“食う”勢いだ。

 元来、天然サケには寄生虫が多く、江戸前すしなどでは取り扱っていなかった。そこに入ってきたのが、ノルウェーなどで養殖された「アトランティックサーモン」や「トラウトサーモン」。人工飼料で寄生虫の問題をクリア。回転すしなどで売り出し、ヒット商品となった。

 「養殖技術の向上で安定供給されるようになったサーモンは価格の変動が小さく、外食産業の受けがいい」と水産総合研究センターの研究員、清水幾太郎氏(59)。

東北の漁業の影響を懸念したキャンペーンが裏目に…

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