キリンビバレッジが2月に実施した調査で、常に水を備蓄している1家庭当たりのストック量(2リットルペットボトル換算)が平均7.91本となり、東日本大震災発生直後の2011年夏よりも1.93本分減少したことが分かった。
ミネラルウオーターを備蓄していない人の割合も0.8ポイント増の49.3%となり、震災直後に比べ備蓄意識が低下したことを反映した格好だ。
12年は水以外の品別の備蓄がほとんどの品目で高まったが、今年2月の調査では備蓄割合が軒並み減少。震災直後と同様かそれ以下まで落ち込んだ。期限切れを起こしたことのある備蓄品の1位は水で年間平均777.7円分の水を無駄にしていたことも分かった。調査は「震災後の水分補給とストックに対する意識調査」と題し、小学生の子供を持つ母親800人を対象に2月1~5日の期間で実施した。