一方で「(仮)スマ層」は、スマホの利便性が理解できておらず、アプリ利用にも消極的なため、「持っているだけで使いこなせていない」層とオリコンDDでは位置づけた。特徴的なのは、同層の3割がスマートフォンの活用方法がフィーチャーフォン時代と変わらないと回答している点。使用に対して苦手意識を持っている割合も52.3%に上っているが、8割近くが使いこなしたいとの願望を抱いていることも分かった。
「(仮)スマ層」のように、スマホを使いこなせていないユーザーに向け、携帯キャリアも各種サービスを拡充している。KDDIでは、月額390円でアプリ使い放題の「auスマートパス」を通じて、サポートを強化する。31日まで「auスマートパス」を新規契約すると初月が無料になるほか、auスマートパス会員向けには、電子書籍読み放題の「ブックパス」(月額590円)や音楽聴き放題の「うたパス」(同390円)が無料になるキャンペーンも展開。アップル社のiPhone(アイフォーン)端末でのサービス開始を記念した料金キャンペーンも実施中だ。
また、KDDIは7日、2012年3月のサービス開始から1年で、auスマートパスの会員数が500万人を突破したと発表した。