4月に中国で開催された「上海モータショー」で人気を集めた現代自動車のブース【拡大】
しかし、昨夏以降、ウォン安が修正され、相場が高騰すると、価格競争力は低下。1~3月はウォン高・ドル安が一服したが、対円については高止まりしており、“為替マジック”の効力がなくなるとともに、現代自動車の販売台数はじわじわと減りつつある。
「ソナタなど現代自動車のデザイン力は評価されているが、技術力はトヨタなど日本の自動車メーカーに大きく劣る」(証券アナリスト)。
そもそも韓国の企業は現代自動車もサムスンも「技術」に関する競争力はきわめて低い。それをカバーしていたのがウォン安というわけで、ここにきて技術力の低さが相次ぎ露呈している。
米国で燃費改竄、大規模リコール…
昨年11月、米環境保護局は現代自動車と起亜自動車が米国で販売した自動車約90万台について、実際よりも高く燃費性能を表示していたとする調査結果を発表した。