損害保険大手3グループは20日、2013年3月期連結決算を発表した。MS&ADインシュアランスグループホールディングスと東京海上ホールディングスが最終利益で過去最高を更新したほか、NKSJホールディングスは10年4月の発足以来初の最終黒字に転換。国内では平年よりも自然災害の保険金支払いがかさんだが、安倍晋三政権の経済政策に伴う株価回復で保有する有価証券の評価損が減ったことなどが業績を押し上げた。
売り上げ規模を示す正味収入保険料は、全グループが前期を上回った。昨年のエコカー補助金の効果などで主力の自動車保険が増収となったほか海外保険事業の業績拡大が寄与。欧米の保険会社を相次ぎ買収してきた東京海上は正味収入保険料の増加分の約6割を海外が占めた。
13年3月期は昨年4月の爆弾低気圧や相次ぐ台風、同7月の九州北部豪雨など国内の自然災害で発生した保険金が高止まりした。MS&ADは532億円と、東日本大震災前の10年3月期に比べ約2倍に増加した。一方、株価上昇により、有価証券の評価損は3グループ合計で833億円と、12年9月中間決算時点から約7割縮小した。