橋本さんがこれから香港や中国で学んでいくことは多い。香港でも上海でも食品パッケージに経験が豊富なデザイナーはそう簡単に見つからない。しかも中国ではパッケージの表記は国家技術監督局という公的機関の認可をとらないといけない。食の安全のためだ。法令が変わると表記も変えないといけないが、それも年に数回とある。
デザイナーの目を通さないと見えてこない現実が意外に多い。営業の駐在が何年いても気づかない点がデザイナーは気になってしかたがない、ということがある。また、その土地に生活しないと分からない現実感もある。
こういう観点から橋本さんが香港に駐在する意義は大きいと思う。日清食品だけでなく日本の食品産業の新しい領域開拓に期待したい。
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6月15日(土曜日)にローカリゼーションマップの勉強会を開催します。今回のテーマは「『グローバル人材』って本当にいるの?」です。詳細は以下をご覧ください。→http://milano.metrocs.jp/archives/5873