4月1日付で就任した京セラの山口悟郎社長は産経新聞とのインタビューで、太陽電池の平成25年度の販売を発電容量ベースで前年度比25%以上伸ばして100万キロワット超に引き上げる計画を明らかにした。
山口社長は「需要の伸びが期待できる国内で販売を強化する」と述べ、今年度は大規模太陽光発電所(メガソーラー)を含む国内の産業向け太陽電池の販売量を前年度比で2倍以上に増やす方針を表明。国内で産業向けは全販売容量の6割近くに達するとみられる。
今年度の事業用(10キロワット以上)太陽光発電の買い取り価格は37・8円と、前年度から4円程度引き下げられたが、「価格が下がっても国内で新規参入は増える」と説明した。
太陽電池の基幹部品であるセルを生産する滋賀八日市工場(滋賀県東近江市)と、滋賀野洲工場(同県野洲市)の2拠点の設備を増強して需要増に対応。セルからパネルまでの一貫生産体制で「コスト低減がしやすい」(山口社長)強みを生かし、中国メーカーとの差別化を図る。
一方、山口社長は25年度の携帯電話の出荷台数については、米国を中心に世界全体で昨年度比9%増の約1200万台に引き上げる方針を示した。