おいしい国産小麦食パンの挑戦 日本の食糧自給率向上へ貢献 (3/4ページ)

2013.6.24 08:00

ゆめちからの刈り入れ風景。敷島製パンの開発チームは生産農家を廻って賛同者を増やしてきた=北海道芽室町

ゆめちからの刈り入れ風景。敷島製パンの開発チームは生産農家を廻って賛同者を増やしてきた=北海道芽室町【拡大】

  • 食料自給率アップを目指し生み出された、ゆめちから入り食パン
  • ゆめちから入りのパンを使って子供向けのサンドイッチ教室も開催した=東京都江東区
  • もっちりした食感にこだわったゆめひかり入り食パンの研究開発に取り組む高光健太郎主任研究員=名古屋市
  • 「ゆめちから入り食パン」の開発にあたる(左から)高光健太郎主任研究員、根本力開発本部長、上野恵美子チーフ=東京都目黒区

 経営トップによる異例の作付け協力要請が進む中、現場の開発陣は「売れる商品づくり」に苦闘していた。

 ゆめちからで作ったパンは日本人が好む「もっちりした食感」が特徴だ。ただし口に粘つきが残る課題もあった。 22年7月に開発チームに加わった研究開発部パン開発グループの高光健太郎主任研究員は、「このままでは好まれない」と、理想の食感を求めて、ゆめちからと他の国産小麦を配合する研究に明け暮れた。試行錯誤の末、粘り気の少ない中力粉をある割合で配合すると、「もっちりしつつ口溶けもいい」バランスになることを突き止めた。

 おいしい国産小麦パンの商品化のめどは付いたが、市場に送り出すにはまだハードルがあった。生産量の少ない国産小麦では高価格を避けられない。食パンならば同社のヒット商品「超熟」があり、売り場で競合する恐れもある。

 だが、「創業理念をかたちにした商品」「国産にこだわる層をターゲットに」という明確な開発の狙いは徐々に社内で共有され、昨年6月、ようやく1カ月限定で「ゆめちから入り食パン」の試験販売にこぎつけた。

価格も220円に抑えることができた

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