同社は、約10年前から始めた自動車用情報通信サービス「テレマティクス」の技術開発に取り組んでおり、蓄積した累計330万台分の情報を基に開発した。
一方、日産自動車は、カーナビ購入者に対し、車検や点検情報などがカーナビに随時送られ、その場で予約できる通信サービスを開始。通信サービスの利用にかかる通信代を10年間無料にした。また、交流サイト「フェイスブック」などの記事を読み上げる機能も付けた。
民間調査会社の富士経済は、全世界の新車に占めるコネクテッド・カーの割合は、昨年は762万台と全体の1割にも満たないが、2025年には、12年比で11.2倍の8564万台に拡大するとの予測をまとめた。自動車全体の7割程度に相当する。
電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及で、充電インフラ設備の場所をリアルタイムで表示する必要にも迫られており、今後、コネクテッド・カーへの関心は高まりそうだ。