水産庁によると、4年連続の不漁が続くウナギの稚魚「シラスウナギ」の仕入れ量は、国産と輸入の合計で昨年の約16トンに対して今年は約13トン。取引価格は2006年比で約9倍の1キロ当たり約248万円と高騰している。
このため大手商社の丸紅が今年から、インドネシア産ウナギのかば焼きを輸入するなど、より価格の安い代替品を探る動きも出ている。
西友は宮崎県産のウナギを使った「国産うな重」を8月4日まで通常より300円引きの990円で販売中。マルエツは仕入れ時期の前倒しで原価を抑え、21、22日にかば焼き2品目を昨年の100円引きで売る。
商品の購入ごとに発行するポイントを活用し、かば焼きの販促を図るのは流通大手のイオン。