「じゃんじゃん割って、ゴクゴク飲んで」とカクテル「赤deハイ」をPRする博水社の田中秀子社長=東京都品川区【拡大】
居酒屋などでの消費縮小に焦るビール大手が若者の需要掘り起こしに注力するなか、お酒の「割り材」を手がける中小飲料メーカーも新しい飲み方の提案などに注力している。経営規模やPR予算こそ小さいが、“街の夜”を盛り上げたいという情熱は大手と変わらない。イベント開催や大手とのタッグを通じて「地元」からムーブメントを起こそうと奮闘する。
ハイサワーとワイン
果汁入り炭酸飲料「ハイサワー」を製造販売する博水社(東京都目黒区、従業員22人)は8月、メルシャンと共同で新レシピの提案を始めた。
売り込むのは、メルシャンのワイン「フランジア」をハイサワーで割る「赤de(デュ)ハイ」「白deハイ」。果物の甘みが引き立つさわやかなカクテルで、まずは博水社の地元、目黒・品川エリアの飲食店に広めていく考えだ。