ヤフーは7日、電子商取引(EC)事業を強化するため関連するサイトへの出店料を10月請求分から無料にする、と発表した。
ネット通販サービス「ヤフーショッピング」の出店料(月額2万5000円)と、売り上げに対して1.7~6.0%課していた手数料を無料にする。年内をめどに個人の出店も可能にする。
四半期ベースで10億円以上の減収になる見通しだが、出店増と商品数拡大により、先行する「アマゾン」「楽天市場」を追い上げる。また、オークションサイト「ヤフオク」の出店料(同1万8900円)も10月請求分から無料にする。
ヤフー会長でソフトバンクの孫正義社長は同日開いた会見で、「eコマース革命を起こす」と強調。2019年度までに商品数、流通総額で国内トップを目指すという。