ソニーは9日、高精細映像規格「4K」に対応した家庭用プロジェクターで、従来機の半額程度の価格に抑えた普及モデルを発売すると発表した。同社は薄型テレビとビデオカメラとともに、家庭用プロジェクターの4K対応を加速することで、本業のデジタル家電の収益を拡大していきたい考え。
新製品は11月15日から順次投入する。普及モデル(希望小売価格84万円)は、非球面プラスチックレンズを採用し、従来品に比べ大幅に小型・軽量化。上位モデル(178万5000円)は、2011年12月に発売した初期モデルの後継機で、大口径レンズを採用した。
いずれもソニーが超解像技術開発で培ってきたノウハウを盛り込んだ。フルハイビジョン(HD)の映像信号を4K信号に変換したり、4Kの映像をより高精細に作り替える機能も搭載した。