【ステップアップ】日本介護福祉グループ 芸能プロと提携し人材確保

2013.10.14 05:00

 日本介護福祉グループ(東京都墨田区)は、タレントの育成や映画製作を行う芸能プロダクション、ソウルエイジ(東京都港区)と提携した。これに伴って日本介護福祉グループは、全国でFC(フランチャイズチェーン)展開する小規模デイサービス「茶話本舗」を通じて、役者やアーティストを目指す若者が介護の現場で働く機会を提供する。

 ソウルエイジは、東京都小金井市に第1号の事業所「茶話本舗デイサービスFAMILY」を開設した。今後は、昼間に日帰りで利用できるデイサービスだけではなく、訪問介護事業などにも参入する。東京・北多摩地区を中心に3年で10事業所の開設を目指す。

 一方、日本介護福祉グループの現在の事業所数は715拠点。これを14年3月までに850拠点へと増やす計画を進めている。その後も拡大路線を展開していく予定だが、事業拡大に向けて鍵を握るのは、今回のような異業種との連携による人材採用とみている。

 代表的な事例が、大阪プロレスという団体と“タッグ”を組んで、「介護×プロレス」のコラボレーションを実現している点。兵庫県宝塚市に事業所を開所し、プロレスラーが定期的に訪れ、利用者との散歩などを行っている。

 また、事業攻勢の一環として今後は介護サービスの支援を行う単機能型ロボットの開発にも、大学と連携しながら取り組んでいく。ロボットは、茶話本舗で使用する考えで、「開発にフィードバックしてさらに機能を高めていく」(藤田英明会長)という流れを作っていく計画だ。

 高齢化社会の進展によって介護需要は増えているものの、労働現場は過酷さを増しているといわれる。業界内では、とくに若手を中心とした人材の確保が難しくなっている。

 一方で、エンターテインメント業界を志望する人は後を絶たないが、本業だけでは生活できないケースが圧倒的だ。このためソウルエイジでは、安定的な収入を得られて自分を磨く場を創出することが必要と判断。介護業界が置かれている状況を踏まえて両者の思惑が一致し、今回の提携に至った。

 ソウルエイジの前田紘孝社長は「アーティスト志望者は、人を楽しませることが得意な人間が多い」と話しており、本業などを通じて、介護の素晴らしさについての情報発信にも力を入れる方針。また、「事業を通じて、若くて有力な人を数多く採用できるノウハウを確立したい」としている。(伊藤俊祐)

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【会社概要】日本介護福祉グループ

 ▽本社=東京都墨田区両国4-25-9 三和ビル

 ▽設立=2005年5月

 ▽資本金=3500万円

 ▽事業内容=小規模デイサービス事業

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