千葉工大 ロボット普及へ新たな一歩 (1/7ページ)

2013.10.29 05:00

 ■原子力災害対応「櫻弐號(さくらにごう)」を開発

 原子力発電所でトラブルが起きると、誰もがSF映画に登場するような頼れるロボットがいてくれればと思う。そんな人類の夢も、着実に現実のものになりつつある。なかでも千葉工業大学は、原発施設内での作業を想定した水陸両用の新型ロボットを開発するとともに、三菱重工業と技術協力協定を結び、過酷な環境下で作業するロボットの普及へと新たな一歩を踏み出した。

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 過酷な環境下で作業できるロボットの開発が活発化する中、関係者の注目を集めているのが、千葉工業大学(千葉県習志野市)の未来ロボット技術研究センター(fuRo)が新たに開発した水陸両用の原子力分野向け災害対応ロボット「櫻弐號」だ。

 ◆先輩「Quince」の実績

 同ロボットが注目を集める背景には、原発で稼働実績のあるロボットがベースになっていることがある。櫻弐號の前身にあたるのは、やはり千葉工業大学が開発した「原発対応版Quince(クインス)」。Quinceは平成23年、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた東京電力福島第1原発建屋の1階から5階までを、悪条件にもかかわらず階段を上り下りして遠隔操作で放射線量などを調べ上げた実績を誇る。これはどのロボットも成し得なかった快挙だ。実績という確固たる裏付けが土台にあるだけに、内外の専門家の目が集まったというわけだ。

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