ミシュランにも掲載 近鉄系高級旅館「三笠」の前料理長、当初から産地偽装を認識

2013.11.2 22:23

 近鉄系のホテル・旅館で発覚した食材偽装問題で、奈良市の旅館「奈良万葉若草の宿三笠」の前料理長が、「大和肉鶏の唐揚げ(からあげ)」の提供を始めた平成23年4月当時から別の産地の鶏肉と認識していたことが2日、分かった。その後もメニュー表示を変えずに放置しており、意図的に偽装していた可能性が高まった。

 運営会社の近鉄旅館システムズによると、旅館側は当初、大和肉鶏を使うように前料理長に伝えていたが、前料理長は「納入が遅い」として支配人ら経営陣に伝えないまま「京地鶏」に変更。約1年後には納入業者も変更し、ブラジル産の鶏肉に切り替えていた。

 前料理長は「まずいという認識がなかった」と説明しているという。

 近鉄旅館システムズは10月31日の会見で、「調理担当者の認識不足」と意図的な偽装を否定していたが、会見前日の30日夜、旅館の支配人が電話で約15分、前料理長から聞き取り調査し、「偽装」を把握しながら、公表していなかった。

 同社は「不適切な表示を速やかに公表することを優先した」と釈明。「今後、詳細に話を聞きたい」としている。前料理長は6年から今年9月まで料理長を務め、現在も普通の料理人として在籍している。

 「三笠」はレストランや宿泊施設を格付けする「ミシュランガイド関西2014」にも紹介された高級旅館として知られる。

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