河川やプールの水を飲料水にするハンディ型浄水器「ウォーターピュア」シリーズ。総販売元のワイズグローバルビジョン(沖縄県宜野湾市)は、その最新機種「ウォーターピュアハイブリッド」を近く、発売する。
汚水をくみ上げる電源の駆動に太陽光発電を利用するのが特徴だ。従来のウォーターピュアはエアポンプで汚水をくみ上げる仕組みだが、太陽光を電源とするハイブリッド型はさらに大容量で災害時の電源喪失という事態でも確実に飲み水が確保できる。
「ウォーターピュア」を発売したのは一昨年。子供でも楽に使える備え付けエアポンプを押すだけで、1分間に200ミリリットルの浄水ができる。「省電力型の海水淡水化装置の研究・開発を長年続けてきて、商品化のめどが立ったときに東日本大震災が発生した。被災者が水不足になっていることを知り海水淡水化装置よりも先に手軽な浄水器の方が必要だと考えた」と、メーカーのエコライフビジョン(同)の大嶺光雄社長は開発のきっかけを説明する。